バカンス・ミュジカルは、クラシック音楽の新たな魅力を広く伝えることに情熱を傾けています。2021年10月の設立以来、私たちは「より多くの方にクラシック音楽の魅力を伝えるために」「これまでにありそうでなかったクラシック音楽を」というビジョンのもと、私・ピアニスト杉浦菜々子と音楽プロデューサー高久弦太(ペンネーム:山中哲人)、エンジニア前田巳代三と共に、クラシック音楽の新境地を切り拓いています。
クラシック音楽への親しみやすさと深みを追求する私たちのアプローチは、音楽愛好家はもちろん、クラシック音楽に新たに興味を持つ方々にも響くことでしょう。特に、「クラシック音楽って難しそう」と感じている方々にも、その美しさとアクセスしやすさを伝えたいと考えています。そのために、私たちはアーティストと共に、伝統にとらわれず、自由で創造的な表現を追求しています。
例えば、当レーベルの第一作『休暇の日々』は、フランスバロックの名作を中心に構成されたアルバムです。ここでは、クラシック音楽の新たな解釈を提供し、ピアノの適正音域を活かした新しい聴き方を提案しています。これは、音楽愛好家だけでなく、音楽教育に関わる教師や学生、そして音楽の可能性に興味を持つ全ての方々にとって魅力的な試みです。
さらに、私たちは社会的意義も重視しており、2022年には日本のクラシック音楽黎明期の重要人物である山田耕筰のピアノ音楽を再発掘するプロジェクトを実現し、音源の配信、CD制作、演奏会のほか、ミューズプレス社と楽譜出版を致しました。この取り組みは、音楽史に詳しい研究者や歴史愛好家、さらには日本の文化遺産に興味を持つ方々にも関心を持っていただけるはずです。
また、2023年12月の私のリサイタルでは、湘南クラシック音楽を愛する会と協同し、作曲家近藤浩平氏にピアノソナタを委嘱し、ダム開発で沈んだ「徳山村の記憶」をテーマとした本作の初演を行います。この取り組みは東京新聞、中国新聞で一面で掲載されるなど、大きな注目を集めています。
私たちバカンス・ミュジカルは、クラシック音楽の芸術性と社会的意義を組み合わせ、多様な聴衆にアプローチすることで、クラシック音楽の素晴らしさをより多くの方に伝えることを目指しています。このサイトが、音楽の愛好家はもちろん、新たに音楽の世界に足を踏み入れる方々のためのゲートウェイとなれば幸いです。どうぞ、バカンス・ミュジカルでの音楽の旅をお楽しみください。
バカンス・ミュジカル代表 杉浦菜々子
2023年12月吉日
代表:杉浦菜々子 Nanako SUGIURA
ピアニスト・ピアノ指導者・楽譜校訂者
オフィシャルホームページ https://www.pianistnanako.com/
プロデューサー・ディレクター:高久弦太 Genta Takaku(山中哲人 Tetsuto YAMANAKA)
左手ピアノによるオールバッハ演奏会(2017年)
左手のアーカイブの楽譜出版企画、支援(レーガー~西森編「左手のためのシャコンヌ」、「バッハ左手のための小前奏曲集」等)
バッハ無伴奏作品の鍵盤編曲をライフワークとしている。
エンジニア:前田巳代三 Miyozo MAEDA
電機メーカーで光記録装置を開発中にハイレゾに目覚め、当時音源がなかったことから手作りのマイクアンプで録音を始めました。
現在は姫に導かれて豊穣な音楽の森の中を漂っています。
配信・広報:萩生哲郎 Tetsuro HAGIU