バカンス・ミュジカルは、クラシック音楽の音源配信、音楽絵本と楽譜の出版、コンサート企画運営を展開してきました。2021年8月、ピアニスト杉浦菜々子、音楽プロデューサー高久弦太(ペンネーム:山中哲人)、エンジニア前田巳代三の三人で音楽レーベルVacances Musicales(バカンス・ミュジカル)設立。「より多くの方にクラシック音楽の魅力を伝えるために」「これまでにありそうでなかったクラシック音楽を」というビジョンのもと、様々な音源、CDや配信アルバムの制作を行なってきました。
2024年1月に出版事業に着手し、上梓した『ブルグミュラー絵本』は、Amazonの「クラシック音楽書」ランキングでベストセラーとなり、全国のピアノ愛好家、学習者、指導者の皆さまから大きな反響を頂きました。「音楽のエッセンスを物語とイラストで伝える」という「音楽絵本」のアイディアは、これまでにも素晴らしい前例がありましたが、初学者向けの導入教材という枠を超えて作品の本質に迫るシリーズとして高く評価されています。その後、バロック曲集、日本人作曲家による曲集を始め、楽譜を出版。「音楽絵本シリーズ」と併せて全国の楽器店、楽譜店でお取り扱いいただいています。
そして、2025年に設立した一般社団法人 日本人作品と音楽文化の会 Vacances Musicalesでは、これまでの活動に加え、杉浦菜々子のライフワークとして続けてきた日本人作品の発掘・普及活動を、より社会的で持続的なかたちへと発展させ、プロフェッショナルだけでなくアマチュアの演奏家や愛好家とも連携し、日本人作曲家の作品を掘り起こし、演奏し、次の世代へと継承していくことを目指します。これまでの経験を礎に、音楽を通じて人と人、地域と文化をつなぐ「開かれた音楽活動」を展開してまいります。
なお、Vacances Musicales(バカンス・ミュジカル) は、
当法人が運営するクラシック音楽専門の出版・レコーディングブランド名として、今後も継続して活動してまいります。


全国の楽器店でお取り扱いいただいているVacances Musicalesの音楽絵本シリーズと楽譜。

代表理事:杉浦菜々子
(ピアニスト・ピアノ教育家)
武蔵野音楽大学大学院修了。日本人作曲家の作品の演奏をライフワークとし、委嘱・初演にも積極的に取り組む。2016年よりピティナ公開録音コンサート「日本人作品の夕べ」シリーズを継続し、多くの演奏と録音を行う。ピティナピアノ曲辞典での演奏動画・解説執筆、連載「日本人作品あれこれ」寄稿のほか、楽譜校訂・監修、音楽絵本シリーズ出版など活動は多岐にわたる。CD7枚をリリースし、ナクソス・ミュージック・ライブラリー代表的アーティストに選出。ピティナ正会員、各種コンクール審査員。杉浦菜々子ピアノ教室主宰。
杉浦菜々子オフィシャルホームページ https://www.pianistnanako.com/
ピティナ・ピアノ曲事典 https://enc.piano.or.jp/persons/6296
代表理事:高久弦太
(音楽出版・企画ディレクター/作編曲・絵本作家)
1981年横浜生まれ。音楽レーベル Vacances Musicales(バカンス・ミュジカル)プロデューサー、ディレクター。地域音楽コーディネーター。これまでに「山田耕筰ピアノ音楽プロジェクト」(2022)、「左手のオールバッハコンサート」(2017)など、数多くの音楽企画を手がける。音楽出版社勤務を経て独立し、作曲・編曲作品も多数。企画・編曲を担当したCD『J.S.バッハ & S.L.ヴァイス リュート作品の鍵盤用トランスクリプション集』が『レコード芸術』誌準特選盤に選出。音楽書籍・音楽絵本の制作にも携わり、『ブルグミュラー絵本』や哲学絵本シリーズなどを出版。クラシック音楽と思想・物語をつなぐ新たな創作活動を展開している。

